MyfxbookはFX口座のトレード履歴をリアルタイムで取得し、様々な統計指標として可視化してくれる無料のWebサービスです。MT4/MT5と連携するだけで、取引履歴から自動的に数十種類の指標を算出してくれます。
- 損益の累計額しか見えない
- ドローダウンが自動計算されない
- 勝率・期待値が手計算になる
- 成績の推移グラフが貧弱
- 最大ドローダウン(金額・%)
- プロフィットファクター・期待値
- シャープレシオ・Zスコア
- 曜日・時間帯別の成績分布
- 通貨ペア別パフォーマンス
接続方法は2種類あります。セキュリティの観点から投資家パスワード(読み取り専用)方式を推奨します。
MT5の口座に設定されている「投資家パスワード(読み取り専用)」をMyfxbookに入力して連携する方法。取引の実行権限がないため、万一Myfxbookへの不正アクセスがあっても資金が動かない。
専用のEAをMT5にインストールして直接データを送信する方法。接続は安定しやすいが、EAファイルの管理が煩雑になる。
② ダッシュボード → 「口座を追加」をクリック
③ MT5口座番号・投資家パスワード・サーバー名を入力
④ 接続完了後、過去の取引履歴が自動取得される(数分〜数時間かかる場合あり)
⑤ 以降はリアルタイムで取引が記録・集計される
初期残高に対する現在の損益の割合。たとえば10万円スタートで現在12万円なら Gain = +20%。絶対金額ではなく%で見ることで、元手の違うEA同士を比較できます。
全取引のうち利益で終わった割合。EA販売ページでよく「勝率90%以上!」と宣伝されますが、勝率だけでは運用の優劣を判断できません。
取引回数はEAのロジックが「どれだけ機会を取っているか」の目安。平均保有時間はスキャルピング型(数分)か中長期型(数時間〜数日)かを示します。バックテストで想定した取引頻度とフォワードの頻度が乖離していないかを確認する指標でもあります。
1回あたりの平均的な利益幅と損失幅。Avg. Win ÷ Avg. Loss = リスクリワードレシオ(RR比)になります。RR比が1.0以上あれば1勝1敗でも収支がプラスになる設計です。勝率50%・RR比2.0のEAは、勝率90%・RR比0.1のEAより優れたリスク構造を持っています。
資産曲線の「ピーク(過去最高残高)から谷(その後の最低残高)までの下落幅」を%で示したものです。EAのリスクを測る最も重要な指標の一つです。
総利益 ÷ 総損失 で算出される指標です。PF = 1.0 が損益トントン、1.0以上で利益が上回っていることを意味します。
| PF値 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 1.0未満 | 損失超過 | 継続稼働は危険。ロジックの見直しが必要。 |
| 1.0〜1.3 | 要観察 | 利益は出ているが安定性が薄い。スプレッドコスト次第で転落しうる。 |
| 1.3〜1.8 | 良好 | 実用上の目安。多くの優良EAがこの範囲に収まる。 |
| 1.8以上 | 優秀 / 要検証 | 非常に良好だが、期間が短いと信頼性が下がる。サンプル数が重要。 |
総利益 ÷ 最大ドローダウン で算出されます。「ドローダウンの痛みをどれだけ効率的にリカバリーできているか」を示す指標です。値が高いほど、同じリスクで多くの利益を得ているEAと言えます。目安として2.0以上あれば良好とされます。
リターン ÷ リターンの標準偏差で算出される「リスク調整後リターン」の指標です。同じ利益率でも、成績のブレが小さいほど(安定しているほど)シャープレシオは高くなります。
1取引あたりの平均損益を金額で示したものです。「このEAを1回動かしたとき、平均的に何円の損益が期待できるか」を表します。
プラスであることが最低条件。マイナスなら取引すればするほど損失が膨らむ設計になっています。
勝ち負けの「連続性」を統計的に検定する指標です。ZスコアがプラスならW(連勝・連敗が起きやすいトレンド追随型)、マイナスなら均等分布(ランダム性が高い)の傾向を示します。
AHPR(算術平均)は単純な1取引あたりの平均リターン。GHPR(幾何平均)は複利効果を考慮した実際の成長率に近い指標です。AHPRとGHPRの乖離が大きいほど、成績のブレが大きい(リスクが高い)ことを意味します。両者が近い値であるほどEAの成績が安定していると言えます。
数値だけでなく、グラフの「形状」からもEAの特性を読み取れます。
- 右肩上がりで一定の傾き
- 山・谷の振れ幅が小さい
- ドローダウン後に短期間で回復
- 長期的に見て傾きが安定
- 急上昇→大きな谷を繰り返す
- Balance と Equity の乖離が大きい
- 長期間横ばいが続く停滞期がある
- 直近だけ急激に上昇している
BalanceはすでにCloseされた取引の累計損益。EquityはBalanceに現在の含み損益を加えたもの。EquityがBalanceを大きく下回っている状態は、現在大きな含み損を抱えていることを意味します。ナンピン・グリッドEAでは特にこの乖離が重要なリスクシグナルになります。
Myfxbookでは曜日別・時間帯別の成績分布も確認できます。「月曜日だけ成績が悪い」「深夜のポジションで大きな損失が出ている」といったパターンが見えれば、EAの稼働時間を絞る改善策が取れます。単純に「全体の利益率」だけで評価せず、どの条件で機能してどの条件で機能していないかを掘り下げることが分析の本質です。
どの指標も単独では「良い/悪い」を断言できません。複数の指標を組み合わせて総合判断することが重要です。
PF 1.3以上・期待値プラスであれば基本的な収益性は満たしている
DD 20%超はリスクが高い。リカバリーファクター 2.0以上を目安にする
取引回数100以上・運用期間6ヶ月以上あると統計的な信頼性が上がる
| 指標 | 優秀 | 良好 | 要注意 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|
| Profit Factor | 1.8以上 | 1.3〜1.8 | 1.3未満 | ★★★ |
| Relative Drawdown | 10%未満 | 10〜20% | 20%超 | ★★★ |
| Recovery Factor | 3.0以上 | 2.0〜3.0 | 2.0未満 | ★★☆ |
| Sharpe Ratio | 2.0以上 | 1.0〜2.0 | 1.0未満 | ★★☆ |
| Expected Payoff | 大きくプラス | 小さくプラス | マイナス | ★★★ |
※ 上記の目安はスキャルピング・トレンド系の1エントリー1決済EAを想定。ナンピン・グリッド系はDDの許容基準が異なります。
Myfxbookには、自分の成績を第三者が閲覧できるURLを発行する「公開機能」があります。
- 専用URLで第三者が成績を閲覧可能
- 表示する指標・期間を選択できる
- ウィジェットとしてWebサイトに埋め込み可能
- 公開範囲(全公開・URL限定・非公開)を選択
- 「第三者が検証可能な実績」として信頼性が高い
- バックテストではなくリアル口座の成績を示せる
- 改ざんできない外部サービスのデータとして機能
- 読者・購入者への透明性の担保になる
当サイトで公開しているEAのフォワード成績は、すべてMyfxbookに接続したリアル口座のデータを使っています。「バックテストは良いが本番では動かない」という問題を読者に正直に見せるため、フォワード実績の公開を原則にしています。
Myfxbookのデータは管理人が任意に操作できないため、「見せたい数字だけを出す」ことができない点が、信頼性の根拠になっています。EA一覧ページで各EAのMyfxbookリンクを公開しているので、ぜひ自分の目で指標を確認してみてください。
- ✓Myfxbookは取引履歴から数十種類の統計指標を自動算出してくれる無料サービス。MT5と投資家パスワードで接続するのが推奨。
- ✓勝率だけでEAを評価しない。期待値・PF・Relative DDの3つをまず確認する。
- ✓PF 1.3以上・Relative DD 20%未満・期待値プラスが最低ライン。リカバリーファクター 2.0以上・シャープレシオ 1.0以上が良好の目安。
- ✓資産曲線のBalanceとEquityの乖離はナンピン・グリッドEAの含み損リスクを示す重要なシグナル。
- ✓公開機能を使えば第三者が検証可能な形でリアル成績を開示できる。管理人のEA成績もMyfxbookで公開中。
